【設問1】上記工事概要の建築工事において、施工の品質低下を防止するため、重点的に品質管理を行った事例を3つあげ、次の①〜③について具体的に記述しなさい(3つの事例の②③はそれぞれ異なる内容)。
① 工種名又は作業名等/② 品質管理活動として設定した品質管理項目及びそれを設定した理由/③ ②の品質管理項目について実施した内容及び確認・検査方法
① 脚部の滑動・沈下防止
脚部の滑動・沈下を防止するため、桁行方向および梁間方向に根がらみを設け、脚部にはベース金具を必ず使用する。地盤が軟弱な場合は、敷板・敷角の設置や地盤改良・鉄板敷きを検討する。
② 支柱の間隔確保
支柱の間隔は桁行方向1.85m以下、梁間方向1.5m以下とし、足場の倒壊・座屈を防止する。あわせて作業床の幅は400mm以上を確保する。
① 停止階の遮断設備
停止階の出入口および荷積卸口には、人の落下・搬器との接触を防止するため、扉式・上下開閉式等の遮断設備(インターロック付)を設ける。
② 強風時の倒壊防止
瞬間風速35m/s以上の強風が予想される場合は、控え(ステー)を増設してマスト本体の倒壊を防止する。設置時は地盤に応じた基礎・控えの仕様を計算で確認する。
① 動線の分離
作業員動線と車両動線を近接させず、原則として完全分離する。やむを得ず交差する箇所は、誘導員の配置・横断歩道・カーブミラーの設置で接触事故を防止する。
② 幅員の適正設定
幅員は通行する車両の最大幅+必要余裕(片側0.5m程度)とし、過度に広げない。広げすぎると舗装・地盤改良コスト増のほか、第三者侵入リスク・場内速度超過を招く。
① 腹起しと山留め壁の密着
切梁・腹起しと山留め壁の間にすき間が生じないよう設置し、すき間が生じた場合はモルタル・くさび・ライナープレート等で確実に充填してから切梁プレロードを導入する。
② 盤圧計の適切配置
切梁軸力を常時監視するため、盤圧計(ロードセル)を切梁と火打梁の交点付近、および腹起し近接位置に設置し、設計軸力との差異を日々記録する。
① 部位・かぶり厚に応じた使い分け
部位ごとの鉄筋径・必要かぶり厚に応じて、バーサポート/スペーサーの材種・形状・寸法を使い分け、所定のかぶり厚さを確実に確保する。
② 鋼製スペーサーの防錆処理
鋼製スペーサーは型枠・コンクリート表面と接触する部分に錆が発生するとコンクリート表面に錆汁が浮き品質低下を招くため、接触部分に防錆処理(樹脂被覆・モルタル被覆等)を施したものを使用する。
① 縦さん木設置による支持部固定
フラットデッキの長辺(端部)に縦さん木を設置し、釘止めにより支持部の固定度を確保する。コンクリート打込み時のずれ・浮きを防止し、計画かぶりを確保する。
② 梁壁型枠の開き・傾倒防止
フラットデッキ受け側の梁・壁型枠は、コンクリート側圧で開き・傾倒しないよう、水平つなぎ・筋交い・締付けボルト等で確実に補強する。
① 自由落下高さ・水平流動距離の管理
コンクリートの自由落下高さおよび水平流動距離は、コンクリートが分離しない範囲(おおむね自由落下1.5m以下)に抑える。打込み高さが大きい場合は縦シュート・打込み筒を使用する。
② 壁部分の打設方法
壁部分は1〜2m間隔で打込み箇所を区切って横移動しながら打設し、流し込み距離を短くする。型枠内での横流し(バイブレータでの長距離移動)は材料分離を招くため禁止する。
塩化ビニル樹脂系シート防水の接着工法において、シート相互の接合部は、原則として水上側のシートが水下側のシートの上になるよう張り重ねる。
また、シート相互の接合幅は、幅方向、長手方向とも、最小値( a )mmとし、シート相互の接合方法は、( b )と( c )を併用して接合する。
解答
2. 外壁タイル後張り工法 引張接着強度検査
セメントモルタルによる外壁タイル後張り工法の引張接着強度検査は、施工後2週間以上経過した時点で、油圧式接着力試験機を用いて、引張接着強度と( a )状況に基づき合否を判定する。
また、下地がモルタル塗りの場合の試験体は、タイルの目地部分を( b )面まで切断して周囲と絶縁したものとし、試験体の数は100㎡以下ごとに1個以上とし、かつ、全面積で( c )個以上とする。
解答
3. 鋼板製折板葺屋根 けらば包み
鋼板製折板葺屋根におけるけらば包みの継手位置は、端部用タイトフレームの位置よりできるだけ( a )ほうがよい。
また、けらば包み相互の継手の重ね幅は、最小値( b )mmとし、当該重ね内部に不定形又は定形シーリング材をはさみ込み、( c )等で留め付ける。
解答
4. 軽量鉄骨壁下地 ランナー
軽量鉄骨壁下地のランナー両端部の固定位置は、端部から( a )mm内側とする。
ランナーの固定間隔は、ランナーの形状、断面性能及び軽量鉄骨壁の構成等により( b )mm程度とする。
また、上部ランナーの上端とスタッド天端の隙間は10mm以下とし、スタッドに取り付けるスペーサーの間隔は( c )mm程度とする。
解答
5. セメントモルタル下地 表面仕上げ
仕上げ材の下地となるセメントモルタル塗りの表面仕上げには、金ごて仕上げ、木ごて仕上げ、はけ引き仕上げがあり、その上に施工する仕上げ材の種類に応じて使い分ける。
一般塗装下地、壁紙張り下地の仕上げの場合は、( a )仕上げとする。
壁タイル接着剤張り下地の仕上げの場合は、( b )仕上げとする。
セメントモルタル張りタイル下地の仕上げの場合は、( c )仕上げとする。
解答
6. アルミニウム製建具工事
アルミニウム製建具工事において、枠のアンカー取付け位置は、枠の隅より150mm内外を端とし、中間の間隔を( a )mm以下とする。
くつずりをステンレス製とする場合は、厚さ( b )mmを標準とし、仕上げはヘアラインとする。
また、一般的に、破損及び発音防止のためのくつずり裏面のモルタル詰めは、取付け( c )に行う。
解答
7. せっこうボード面 パテ処理
せっこうボード面の素地ごしらえのパテ処理の工法には、パテしごき、パテかい、パテ付けの3種類がある。
( a )は、面の状況に応じて、面のくぼみ、隙間、目違い等の部分を平滑にするためにパテを塗る。
また、パテかいは、( b )にパテ処理するもので、素地とパテ面との肌違いが仕上げに影響するため、注意しなければならない。
なお、パテ付けは、特に( c )を要求される仕上げの場合に行う。
解答
8. タイルカーペット フリーアクセスフロア下地
タイルカーペットを事務室用フリーアクセスフロア下地に施工する場合、床パネル相互間の段差と隙間を( a )mm以下に調整した後、床パネルの目地とタイルカーペットの目地を( b )mm程度ずらして割付けを行う。
また、カーペットの張付けは、粘着剥離形の接着剤を( c )の全面に塗布し、適切なオープンタイムをとり、圧着しながら行う。
元請負人は、請負代金の出来形部分に対する支払又は工事完成後における支払を受けたときは、当該支払の対象となつた建設工事を施工した下請負人に対して、
当該元請負人が支払を受けた金額の出来形に対する割合及び当該下請負人が施工した出来形部分に相応する下請代金を、
当該支払を受けた日から( ① )以内で、かつ、できる限り短い期間内に支払わなければならない。
2 前項の場合において、元請負人は、( ② )に相当する部分については、できる限り現金で支払うよう適切な配慮をしなければならない。